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「HEしか認めない。」夢小説サイトの更新履歴兼ブログ & 夢小説設定の詳細ネタバレ注意
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今日中に気力が戻ってきてよかったです(汗)
内容をがんばって思い出すのは精神的にきつい・・・・。自分の尻尾を追い回している気分だ。

んでもって、これから下がデュラララ!!の夢小説(にもならない)ネタもどき。
お相手は、平和島静雄さんです。お目汚しにならないことを祈って―――。
 

♂♀


電柱や電線の隙間から遥か遠く離れた場所で夕日が沈む。
柔らかくて遠くて眩しい橙色。

数分後には紫の空が広がり、頬を撫でる風は温度を下げるだろう。
哀愁とは違うけれど、改めて鑑みるとちょっと寂しさをおぼえたり。

「どうした」

自分の頭より上の方から声が降ってきた。
自分より低くて優しい、気だるげだけど柔らかい。
隣を歩く彼へと振り仰ぐ。柔らかな金色の髪が夕日と絡んでとてもきれいだ。
数時間前に喧嘩して不機嫌そうであったのが、今ではなんとなく機嫌よさそうに見える。

「今日はキャベツが安かったなあって」
「お前は主婦か」
「ロールキャベツを作る予定なんだけど、静雄君は食べますか?」
「食う」

わたしの思考が十代にして所帯じみているのは生活環境の所為だけど、会話に色気がないのはきっと性格の所為に違いない。
そんなわたしの隣で(内容にも遠慮なく)切り返してくる池袋最強との時間は癒しを与えてくれる。
他の人がそんなこと聞いたら卒倒しそうだけど。

「ロシアンルーレットみたいにチーズとかキムチとか入れてみたい」
「普通でいい。普通で」
「上昇志向があってこそ料理は上手くなっていくのに・・・」
「これ以上練習しなくたって、お前はそのままでも美味いよ」
「・・・・・ありがとう」
「・・ん」

さり気なく溢してくれる本音に心が温かくなる。
人から恐れられる喧嘩人形がこうして普通の好青年であるという事実を知る者はあまりいない。
そして、そんな誰よりも素直で優しいこの人の魅力に気づく人が増えて欲しくないと思ったりもする。
そんな自分の持つ特別に愉悦を覚えて、最後は自己嫌悪を覚えたり。

「プリン買って帰えろ」
「ん、そりゃいーな」

緩んだ口元にこちらまで嬉しくなる。正直な彼は、きっとサングラスに隠れた瞳さえ嬉しさを滲ませている気がする。
子供の様にはしゃぎはしないけど、分かりやすいその姿を見てつい手を引いてしまう。弟のようだと言う気はないけど、心境的にはきっとそうなのだと思う。
・・・・・多分。

♂♀


・・・・・・・とこんな感じです。
ここに臨也くんとかがたまたま居合わせたら、「なにあの新婚みたいな会話ッ!!」とかフツーに突っ込むと・・・・・・いや、新羅とかドタチンとかもフターに考えるかも・・・・。
一体なんだろうこの無自覚っぽいバカップル。

ちなみにタイトルにある「縁×∞」は個人的に「エニシ・インフニティ」と読んでます。ぶっちゃけ、「合縁奇縁」の改造造語という、管理人のひねくれた考えから派生したものですね。

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